発注するときのポイント

最初は少額発注がオススメ

クラウドソーシングサイトの使い方に慣れるまでは、少量・少額のものを発注するのがオススメです。「どの程度やりとりが発生するのか」「どのくらい時間がかかるのか」といった制作にかかわる部分のほか、「受注者からのメッセージはどこで確認できるのか」「納品~検収~支払いはサイト内のどこで行うのか」といった使い方に関わる部分を理解していないと、思ったとおりに進めない可能性があるからです。一度、サイトを使って、基本的な部分の理解ができたあとに、大きな案件の発注などを行ってみることをおすすめします。

業務の切り出し

業務工程ごとに受注者を探す方法もあります。たとえばWebサイト制作なら、要件定義、ワイヤーフレーム作成、デザイン作成、コーディングなど、多くの工程があります。これらをすべて頼める方を探すことももちろんできますが、対象の人数が少なくなってしまう場合が多いです。工程を分けて依頼することで、多くの受注者を探すことができるようになります。

良い人材の見つけ方

良い人材とは案件によって違います。どの案件でも活躍できる受注者は少ないので、各案件ごとに必要なスキルを絞り込んで探す必要があります。受注者の検索画面で、必要なスキルや経験を絞り込み、対応できる方を探しましょう。検索画面で絞り込んでも人数が多いときは、一人ずつ経歴をチェックし、条件に合う人を探してみてください。

自社専用チームをつくる

一度一緒に仕事をしてみないと、案件に合ったスキルの持ち主かわからないこともあります。そのような場合は、まずはテスト案件をやってもらい、求めるレベルに達していた時に引き続きお願いするという方法もあります。また、何度も同じ方に発注しているうちに、お互いにやり方がわかってきて、スムーズに進むようになります。

受注者から見た発注のポイント

クラウドソーシングでは、インターネット上で仕事の受発注を行うため、受注者にとってわかりやすく、取り組みやすい仕事となるよう、下記3点に配慮することが大切です。

  • わかりやすいタイトル
    • 仕事内容が一目でわかるタイトル
  • 発注者の評価が高い
    • しっかりとお金を払ってくれる発注者
  • 指示がおおざっぱすぎず、細かすぎない
    • 指示がおおざっぱだと、何をすればよいかわからない
    • 指示が細かすぎると、作業量が多く割にあわない

クラウドソーシングでは、チャットやメッセージで受注者とのコミュニケーションをとるため、受注者とのコミュニケーションを円滑にするために、以下の3点に注意することが大切です。

  • 受注者から連絡がきたら、早めに返信する
    • 発注者からの返事によって受注者側は、どのように作成、修正したら良いのか動き方がわかります。受注者へ早く返事を返すことが仕事の質へとつながります。
  • 依頼する際には、軸となるポイントを箇条書きで書く
    • 依頼する際に、軸となるポイントを箇条書きで書くと、受注者は仕事を依頼する時点で発注者の意図を理解することができます。仕事の依頼を受ける受注者側がわかりやすいように仕事の依頼文を書くと良いでしょう。
  • 受注者にとって、修正点がわかりやすいように伝える
    • 受注者に修正をお願いする際は、箇条書きや画像、ときには動画などを用いて修正項目を明確にすると、受注者がどこを修正するのかわかりやすくなります。